ブログを電子書籍化する方法!セルフ出版する流れと3つのメリット

ブログを電子書籍化する方法とメリット

「ブログを電子書籍化したい!どうやったらいいの?」

私はワーママ向けの個人ブログ「ママイーナ」を3年以上運営しています。

以前から挑戦してみたかった、電子書籍の出版。

この度、ブログ記事をもとにKindle本をセルフ出版しました!

ブログ記事を原稿にすると、ゼロからの書き起こしと比べてハードルはグンと低くなります。

そこで今回は、

  • ブログから電子書籍化した方法
  • 出版してよかったことや注意点

を、詳しく紹介したいと思います。

あおは

ブログ記事を電子書籍にするイメージをお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

ブログを電子書籍化する方法と流れ

ブログ記事をもとに電子書籍を出版する手順は、ざっくりと次の5ステップです。

  1. 企画案をまとめる
  2. 原稿を仕上げる
  3. 表紙をデザインする
  4. KDPで出版作業を行う
  5. ブログ等でお知らせする

KDPとは、無料でAmazon Kindle本を出版できるサービスKindleDirectPublishingのこと。

Amazonのアカウントで登録することができます。

では、私が実際にブログから電子書籍化した流れに沿ってお話していきますね。

まず最初は企画案を作ることから始めます。

手順①どんな書籍にするか企画する

ブログを原稿にすると言っても、複数の記事をそのままコピーするだけではダメ。

1冊の書籍としてテーマを絞るため、企画案を作ります。

この段階で行う作業はこちら。

  1. 電子書籍のテーマを決める
  2. タイトル&サブタイトルを仮決め
  3. 使う記事をピックアップする
  4. 章立てを考える

電子書籍を出版するまでの流れの中で、最初の企画がめちゃめちゃ重要な作業!

あおは

企画さえバシッと定まれば、あとは進めていくだけ。
気合いを入れて取り組みます。

テーマを決める

私の場合は、複数あるブログカテゴリーのうち

  • 平日の家事の工夫
  • 夫婦家事分担のこと
  • ワーママとして働く心得
  • 3人子育てで心がけていること

にテーマを絞りました。

テーマとは「誰に何を伝えてどうなってもらいたいか」を考えること。

『毎日がんばりすぎて仕事や家事・育児の両立に悩んでしまうワーママ』を、読者さん像として設定しました。

あおは

毎日不安やプレッシャーを感じているワーママに、楽になってもらえたらうれしい!

テーマを決めたら、書籍のタイトルを決めていきます。

読みたくなるタイトルを考える

「本が売れるかどうかはタイトルで決まる!」とも言われます。

いくら内容が素晴らしくても、タイトルがイマイチだと読みたいと思わないですよね。

タイトルが超重要なのはブログでも同じこと。

  • ズバッと一言で表すこと
  • 内容と一致していること
  • 読みたくなるかどうか

などを考慮して決めていきます。

そして、電子書籍の場合はサブタイトルを入れることが可能。

タイトルを補足して、内容をよりわかりやすく説明するコピーを考えます。

初心者さん

本屋さんでも、タイトルにピンときた本を手に取るよね

パッと見て手に取りたくなるかどうか。

「気になる!読んでみたい!」と思われるよう、目を引くタイトルを考えます。

この段階では

「ワーママライフはもっと楽しく乗りきれる:子ども3人・実家遠方・ワンオペ育児の共働き実践記」

というタイトルにしていました。

あおは

タイトル付けはなかなか難しいもの。
一旦設定しておいて、表紙作成の時にバランスを整えます

次に、原稿に取り込む記事を選んでいきます。

電子書籍の原稿になるブログ記事を選ぶ

テーマを決めて、タイトルも定まったら原稿となるブログ記事をピックアップします。

私のブログでは1記事の文字数は大体3000文字~4000文字くらい。

今回の電子書籍はテーマに沿って、

  • 実際のワーママタイムスケジュール
  • ご飯作りや洗濯の工夫
  • 家事分担の考え方
  • 子育てで気をつけていること

を中心に7記事分を原稿をに選びました。

記事を選んだら、次は章立てをする作業です。

ブログ記事をもとに章立てをする

章立ては、本の目次にも表示されるもの。

本を購入するか、読むかどうか決めるときに、

「どんなことが書いてあるのかな?」

と、説明文や目次をチェックしますよね。

せっかくの書籍を読んでいただくためにも、見出しとなる章の構成はとても大事。

著者である自分にとっても、

  • どういう順番で
  • どんなことを書いて
  • どんなメッセージでまとめるか

という流れをはっきりさせておいた方が、書きやすいんです。

あおは

書き出す前に見出しを考えるやり方は、ブログでも同じ。

電子書籍化するときも、ブログ記事と同じ要領でマインドマップを使って構成を考えました。

ブログを電子書籍化するときの章立て
タイトルや帯は仮のものになっています

章の構成ができたら、いよいよ原稿を1つにまとめていきます。

手順②原稿を1つにまとめる

電子書籍を作る上で、一番時間がかかるのが原稿を書く作業。

とはいえ、企画段階でしっかりと方向性や書く内容が決まっていれば、進めやすいです。

原稿の中で特に重要なのは、「はじめに」「おわりに」

あおは

冒頭文が重要なのは、ブログと同じですね

はじめにの章は、Amazonの商品ページでも説明欄に載せる文章になるので、

  • 誰のための本か
  • どんなことが書いてあるのか
  • 読んだらどうなれるのか

を心を込めて綴ります。

「おわりに(最後に)」の部分は、最後まで読んでくださった方に向けて再度メッセージを伝える大事な場所。

執筆にあたって、お世話になった方への謝辞も入れさせていただきました。

あおは

書籍のもとになる7記事を中心に、それぞれ伝えたい部分を再構成。
1冊の総文字数は約2万3千字になりました。

ここまでで、中身となる文章が完成!

次は、電子書籍の大切な顔となる本の表紙をデザインします。

手順③電子書籍の表紙をデザインする

Amazonでは、ずらっと同じカテゴリーの表紙が並びます。

そのため、書籍を手に取ってもらえるかどうかは、表紙の見た目もかなり重要。

あおは

パッと目を引き「クリックしてもらえるかどうか」は、表紙で決まる!

表紙のデザインは

  • 自分で作る
  • 依頼して作ってもらう

という方法があります。

私は、ココナラ(デザインカテゴリー)でデザイナーさんを探し、作ってもらうことにしました。

自分で作る場合も、作成を依頼する場合も完成イメージを持っておきます。

私の場合、子育てカテゴリーを中心にAmazonにある書籍からイメージに合う表紙デザインをピックアップ。

表紙デザイン集
あおは

こんな表紙画像をデザイナーさんに共有して、イメージを伝えました。

ただし、作成を依頼すると

  • 修正回数が決まっている
  • イメージがなかなか伝わらない
  • 何度もやり取りして時間がかかる

という場合もあるので、自分で作るのもあり。

(私は結局、デザイナーさんに作っていただいたものをベースに自分で加工修正しちゃいました。)

自分で作るなら、Canvaが簡単。何度でも修正できます。

ブログから電子書籍化した時の表紙作成はCanvaで


原稿ができて、表紙が決まれば、いよいよ出版作業にとりかかります。

手順④KDPで出版作業

Kindle本を出版するには、KDP(KindleDirectPublishing)に原稿や表紙を登録しています。

KDPに登録するには、WordやGoogleドキュメントで書いた原稿をフォーマット変換する必要あり。

calibre(キャリバー)というソフトで簡単に変換することができます

私は

  1. Googleドキュメントで原稿作成
  2. calibre(キャリバー)でフォーマット変換
  3. kindle previewer でプレビュー確認
  4. KDPに登録

という流れで出版しました。

あおは

詳しい方法はこちらの本で詳しく解説されています。


→Calibreで簡単にできる!Kindle電子書籍の作り方

KDPには原稿の他にも

  • タイトル
  • 表紙画像
  • 価格設定
  • 本のカテゴリー
  • 説明文(4000文字以内)

などを登録する必要あり。

ドキドキしながら出版ボタンを押すと、ステータスが出版準備中になります。

あおは

審査後48時間以内に出版できるとのことでしたが、私の場合、半日ほどで出版が完了しました。

ちなみに、電子書籍は後から修正できるのがいいところ。
見つかった誤字や誤記は修正してから再出版できます。

電子書籍が出版できたら、多くの人に知ってもらうためお知らせします。

手順⑤電子書籍をブログ等で宣伝する

私は出版記念として、無料キャンペーンを活用しました。

キャンペーンは90日間の期間ごとに最大5日間、価格を無料にすることができます。

無料期間中にダウンロードしていただいた分は収益にならないけれど、たくさんの方に読んでもらうチャンス!

私は、

・SNS(Twitterやインスタ)
・LINE
・メルマガ
・所属しているコミュニティ
・お友だちやお知り合い

にお知らせしましたよ。

あおは

無料だと紹介しやすいし、気軽に読んでもらいやすい♪

キャンペーンの結果、期間中のダウンロード数は220

Amazonの売れ筋ランキングでカテゴリー1位2位をいただきました。

電子書籍がAmazon売れ筋ランキングで1位と2位に

では続いて、ブログ記事をもとに電子書籍化するメリットをまとめてみたいと思います。

ブログを電子書籍化するメリット

私が実際に出版してみて感じた、ブログを電子書籍化するメリットはこちら。

  • ブログ読者さん以外にも届けられる
  • ロイヤリティ(収益)がもらえる
  • ブログ記事を見直すきっかけになる

まず1つ目は、ブログの読者さん以外の方にも想いや体験談を届けられることです。

読者さんとの出会いが増える

実際に読んだ感想を直接伝えてもらったり、カスタマーレビューをいただいたり。

「毎日のルーティンが楽になって、ママも家族も笑顔でいられる工夫がギュギュッとつめこまれた本です。」

「ワーママだけじゃなく、男性も含めいろんな世代の方にオススメしたい」

など、嬉しいご感想をいただき、ブログ記事で伝えたかったことを1冊にまとめられてよかったなぁと感じました。

Kindle本のメリットは、書籍にブログ記事へのリンクを貼れること。

記事だけでなく、他のメディアへのリンクや公式LINEやメルマガ登録もお知らせすることができます。

あおは

本がきっかけでブログの読者さんを増えたり、ご縁がつながる可能性がある!

2つ目のメリットは、ロイヤリティがもらえることです。

書籍が読まれると収入にもなる

Kindle本は誰でも無料で出版できて、読まれた分はちゃんと収益にもなります。

具体的には、

購入されると書籍価格の最大70%
Kindle Unlimitedで読まれると読まれたページ数に応じてロイヤリティがもらえます。

価格を500円に設定すると、1冊売れるごとに350円。
Kindle Unlimitedだと1ページ当たり約0.5円ほどの収益になります

Kindle本のメリットは「あなたへのおすすめタイトル」としてユーザーに自動で紹介してくれること。

電子書籍はAmazonが自動でおすすめしてくれる
初心者さん

自分で宣伝しなくても、Amazonがおすすめしてくれるのね

つまり、収益を得ながら読者さんとのご縁がつながるうれしい効果ですね。

そして3つ目のメリットは記事をブラッシュアップするチャンスが生まれることです。

ブログ記事を見直すきっかけになる

今回書籍化してみて感じたのは、ブログ記事を改善するきっかけになった!ということ。

ブログは一度書いたら終わりではなく、リライトして質を上げることも大事。でも、書きっぱなしになっている記事も多いものです。

電子書籍化するために改めて記事を読み直したことで

  • わかりにくい部分がある
  • 情報が古くなってる
  • 話の流れがおかしい!?

など、修正したい所がたくさん見つかりました。書籍化しなければ気づかなかったミスもあり、見直せて良かったです。

あおは

本も出版できて、ブログ記事もリライトできて一石二鳥!

続いては、電子書籍のデメリットもあげてみますね。

電子書籍化のデメリットはある?

ブログ記事の電子書籍化について、デメリットを上げるとしたら次の2点。

  1. コアな読者さんには物足りないかも
  2. 1人で出版するのはとっても大変

1つ目のデメリットとしては、記事をよく読んでくださっている方は「ブログと内容が同じ」と感じるかもしれないこと。

1冊の本として再構成していますが、主な原稿はブログ記事。

コアな読者さんには新しい情報とは言えませんが、それだけよく知ってくださっていることはありがたいなと感じます。

そして、個人的に最大のデメリットは1人で出版するのがめちゃめちゃ難しいこと。

誰でも無料で出版できるし情報はたくさんあるとはいえ、「より良い本にしたい」と思うほど悩むものです。

  • タイトルはどれがいい?
  • 表紙のデザインどうしよう
  • 登録方法はこれで合ってる?

など、誰かに相談したり質問したいことだらけ。

私も、一人でチャレンジしていたら絶対に途中でくじけていたと思います。(むしろ、挑戦すらしなかったかも)

あおは

幸せのつむぎかたサロンの電子書籍部に入部。
部長や先輩メンバーさんに相談しながら、無事出版することができました。

では最後に、今回の内容をまとめていきますね。

ブログ記事から電子書籍化する方法とメリットまとめ

今回、私がブログ記事を基に電子書籍を出版した方法はこちら。

  1. 企画案をまとめる
  2. 原稿を仕上げる
  3. 表紙をデザインする
  4. KDPで出版作業を行う
  5. ブログ等でお知らせする

この中でも、重要な作業は企画案を作ること。

  • テーマを決めて記事をピックアップする
  • タイトル&サブタイトルを仮決めする
  • 章立てを考える

と、書籍化の方向性を決める事でその後の作業がスムーズになりました。

原稿作成には時間がかかりますが、ブログ記事をもとにしたことで企画を始めてから約1ヵ月で出版できました。

無事に出版できたら、無料キャンペーンも活用してブログの読者さんに宣伝。

あおは

誤字や脱字を発見したら、原稿を修正して再度出版。
数時間で反映されました!

そして、ブログを電子書籍にするメリットとしてあげたのは次の3つ。

  1. 読者さんを増やせる
  2. ロイヤリティがもらえる
  3. ブログ記事を見直すきっかけになる

Amazonがユーザーの嗜好を分析して自動でおすすめしてくれるのもうれしい点。

読者さんを増やして収入にもつながることが、大きなメリットです。

デメリットを上げるとしたら、

  1. コアな読者さんには新鮮さがない
  2. 1人で出版するには難易度が高い

という2点。

電子書籍を出版すること自体は難しくないかもしれません。

ただし、出版作業にはタイトルや表紙案など悩むポイントがいっぱい。

相談したり意見をもらえる仲間がいることで、励みになるし自信をもって進められます。

私は、 幸せのつむぎかたサロン電子書籍部のおかげで無事に出版できました。

ちなみに部長さんは、「kindle電子書籍の作り方!Calibreで簡単にできる」の著者Mamiyさんです。

幸せのつむぎかたサロンには他にもいろいろな部活がいっぱい。

入会すると、私がお伝えする「愛されメディアの作り方」専用サイト&コミュニティにも参加できます。

\ 電子書籍にもチャレンジできる /

原稿をイチから書き起こすより、ブログ記事を基にすることで電子書籍化のハードルは下がるもの。

ブログを書き慣れていれば、タイトル付けや見出しの構成も取り組みやすいのではないでしょうか。

メリットも多いので、よかったらあなたもチャレンジしてみてください!

私が出版した本はこちら。

あおは

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